〇表彰式
●第25回鹿児島ヴォーカル・アンサンブル・コンテスト
金賞 +3℃の色相環(代表者 高校合唱部)
銀賞 雪のおひめさま(代表者 中学校合唱部)
●ブラバン・ディズニーコンテスト2017
ツムツム賞 鹿児島玉龍中高 吹奏楽部
〇校長講話
校長先生から次の内容の講話がありました。
「今年の一月一日 元日は実に穏やかな日和で,石川啄木が「何となく今年は よい事あるごとし 元日の朝 晴れて風なし」と詠んだ句が再現されたような爽やかさであった。「一年の計は元旦に在り」と言われる。皆さんも,それぞれ,平成三十年の目標,或いは残り少なくなった平成二十九年度の目標を心に刻んだことと思う。どうか,その心に刻んだ目標を大切に,自分らしさを求め,本物の自分創りに邁進して欲しいと願っている。
目標を実現しようとすれば,時には自分自身に失望したり,友人と対立したり,超えるべきハードルが幾つも目の前に立ちはだかりる。悩ましい日々を送る事があるかも知れない。しかし,そんな日々がおぼろげな自分らしさを磨き上げ,本物の自分を見い出す事に繋がって行くと考える。また,悩む事とは真逆のようだが,「力を抜く」ということも大切。
昨年NHK教育TVの番組で,「或る野球チームのピッチャーが,真剣に全力投球した場合とニコッと笑いながら投球した場合との球速を比較する」という実験をしていた。充分,ウォームアップしてからの5球ずつの投球は,いずれもニコッとしながらの投球スピードに軍配が上がった。リラックスする事が十分な身体能力を引き出す,ということだった。投球だけではなく,眉間にしわを寄せ考え込んでいたことが,笑いの中で力が抜け,スーッと軽くなって行くことがあるもの。
私自身もなかなか出来ないが,悪戦苦闘している自分を,もう一人の自分が愛おしみ,笑い飛ばすことが出来れば,例えどんな日々であろうと「面白がれる」ようになれるのでは,と思ったりする。
1月7日(日) のNHKの「西郷どん」では,不条理な世の中を,変えようとしながら,もがき懸命に生き,そして楽しむ西郷を「おもして人」と語っていた。どうぞ皆さん,まず,試験の問題を見たら,難問と思ったら,また,大事な試合,場面であればあるほど,ニコッと笑ってみて下さい!
最後に,1月4日に鹿児島県のキャッチコピーが変更されたとの報道を見ながら,私に鹿児島玉龍のキャッチコピーが降ってきた。「本物玉龍,がんがん玉龍」です。「本物,玉龍」は以前の県のものから拾いました。「拾う」というのは,昔から縁起の良いこととされている。そして,「玉龍,半端ない!」「玉龍,marvelous!」への期待を込めた言葉でもあります。「がんがん,玉龍」は,「攻める玉龍,究める玉龍」というイメージ。「がんがん」は,私の初任地の方言で「そう,そう」という意味でもあった。
「本物玉龍,がんがん玉龍」。「本物玉龍,がんがん玉龍」。どこかコピペ感があるけれども,何となくイイ。少しおかしみもあって,いい感じである。覚えやすくて,元気がでる。今年は「本物玉龍,がんがん玉龍」で,皆さん一人一人が前向きに,それぞれの立ち位置を楽しみ,「おもして一年」となるよう念じて,年始めの私の挨拶とする。」