〇新任式
定期人事異動により新たに14名の先生方をお迎えし,平成30年度鹿児島玉龍がスタートしました。お互い一致団結し新しい風に乗ってともに玉龍を盛り上げていきましょう。
〇始業式
●校長式辞
校長先生から次のような内容の話がありました。
「二十世紀、実存主義の哲学者サルトルの話です。サルトルは、ある時、「人生で一番幸福な時期はいつと思うか」と問われ、「幼児期である」と答えました。「それはなぜだ」と聞かれ、サルトルは、「幼児期までは、周りの人が排泄や食事や身なりまでも、全て取りはからってくれる。人はそこから年齢を重ねる毎に、自分で考え、判断・選択し、その結果を自分自身で引き受けねばならない事が一つ一つ増えてゆく。そして、この事は決して楽なことではない」と話しました。翻って、授業にどう向き合うのか、時間や場所など制約のある部活をどうやり抜くか、将来どんな職業で自己実現していくのかと考えれば皆さんは、瞬間瞬間、或いは場面場面で選択が迫られるという事になる。その幾つかの選択肢の中から、一つを選択するという事は逆の視点で考えると、それ以外の全ての選択肢を捨て去るということでもあります。また、その選択は自ら決断して行う行為だからこそ、その結果責任は自分自身で引き受けなければならないことにもなるのです。われわれは、選択の作業から逃げ出すことは出来ません。選択の作業から逃避したり、いい加減な選択をするということは、結局、未来の自分に対して不誠実であり、失礼にあたる、と私は思います。自分自身が捨て去った選択肢のすべてに優る、自分にとって、自分自身にとっての最善の選択を、これからの1年、「溌剌」と気概を持って行って欲しいと、強く深く願います。」
●学級担任発表校長先生の言葉にあったように,心の内にある高みを目指してガンガン,メラメラ少々前のめりになるくらいの気概を持って,目標に向かって努力して欲しいと思います。